どうも。まるたろうです。
今回は誰でも描ける詳細図:平面詳細図の作図について記録していきます。
前回詳細図について解説しました。今回から具体的な図面の内容に入っていこうと思います。
(過去記事のリンク貼りますのでまだの方は是非ご覧ください。これから詳細設計を行う方の心構え的な内容になっています。)
平面詳細図ってどんな図面?
平面詳細図ときいてどのような図面が頭に浮かぶでしょうか?
学校では描きませんし、課題でもでませんよね…
私も実務で初めて平面詳細図を作図しました。
そんな平面詳細図、まずはイメージしやすいようにどんな図面かみてみましょう。
平面詳細図を今回用にサンプルとして作成したものです。
平面図と比べると情報量が多く見えると思います。
今回はわかりやすさを重視し家具などの表現は消しています。
プランの内容は適当ですからね!
それでは詳しく手順を解説していきます。
平面詳細図作図手順
1. 通り芯の作成
まず最初に通り芯を作成します。建物全体の基準となるラインを正確に設定することが重要です。
2. 壁芯の作成
平面図に基づき、壁芯を作成します。壁芯は各壁の中心線を表し、配置の基準になります。
3. 柱の作成
壁芯を参考に、柱を配置します。柱の配置は構造的な安定性を考慮して計画します。
意匠では構造図に合わせる場合や、ざっくりとした計算で仮に作図する場合もあります。
4. 壁の作成
壁芯に沿って壁を描画します。各部屋の仕切りや用途に合わせて壁の厚さを調整します。
申請図作成などの際、仕上げ表など作成しているはずです。その内容に沿って作図します。
平面詳細図を作図していると、あれ?この仕上げどこまでなの…や隣の壁とずれる…など様々な悩みが出ます。それをきれいに納めていくのが大切です。また記事で一例出します。
5. 建具位置の作成
建具(ドアや窓)の位置を記入します。この時建具をぽいぽい配置すると間違えます!
よくある例として動線を妨げた計画、部屋にドアがない!なんてことも…(1年生の私。)
6. 建具の作成
建具の種類やサイズを建具表やリストに沿って詳細を描画します。
この時にもう一度!建具が動線を塞いでいないか、部屋にちゃんと建具あるか!(あるのよ!)
最終チェックを!
壁に当たっていようが出口がふさがろうが恐ろしいことにそのまま施工されてしますケースあります…
7. 什器の作成
必要な什器(家具や設備)を配置します。空間の使いやすさを重視して計画します。
平面図通りではなくしっかり人が通れるのか。使いにくくないか。見直します。
8. 配置寸法・壁寸法の作成
各要素の寸法を正確に記載します。配置寸法や壁寸法が整合性を持つことを確認します。
寸法出せる部分は出しましょう!とにかくしっかり配置を決める。
9. 完成
全体のバランスを確認し、最終的な修正や材料などのの追記を加えて完成です。
図面に注釈や詳細を追加して仕上げます。
まとめ
いかがだったでしょうか?意外と簡単かもと思えた方もいるかと思います。
詳細図は他の平面図や建具リスト、仕上げ表の情報をいかに落とし込むかといった内容になります。
逆に言えば一から考えるといった要素は割と少ないです。
しかしこの図面で積算をし施工の検討を行いといった実施図です。お客様のお金や利用に直接かかわる重要な部分でもあります。
普段詳細図を描かない方も是非納まりを考え自分のプランに落とし込めていければよりよい提案にレベルアップできると思います。
次回はこの図面を使い平面詳細図作図の注意点などを記事にします!
よろしくお願いします。ありがとうございました。まるたろうでした~
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